日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS
ローハスクラブ

定価: ¥ 1,500
販売価格: ¥ 1,500
人気ランキング: 48126位
おすすめ度:

発売日: 2006-01-20
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
ビジネス向けです。
本のタイトルにもあるように「ビジネス向け」です。
普通にLOHASに興味を持った方には方向が違うかも。
ということで星は3つですが、でもLOHASを通して
事業を展開したい方には星5つ分の本でしょう。
LOHAS事業入門として最適です。
昔の人はロハスだった
わたしのおばーちゃんやおじーちゃんは
ロハスという生活だった。
いつから地球や人の健康をむしばんでも
平気な環境作りになってしまったのだろうか。
自分からはじめなくてははじまらない。
きみにもできるよ、ロハス生活。
もっと実践的な人達が増えなくてはいずれ地球は
住むことができなくなる・
読んだらやる、そのほうがさき。一読お薦め!!
日本をロハスに変える30の方法から考える、31番目の方法。
日本をロハスに変える30の方法。そんな便利なモノがあれば、すぐにでも飛びつきたい。ともあれ、今LOHAS絡みで一番売れている一冊である本書は、日本に初めてLOHASを紹介した消費生活アドバイザー大和田順子氏の考える「日本におけるLOHASの“いま”」が俯瞰できる。氏によってはじめて、このキーワード(本書によれば、LOHASとは言葉ではなく、生き方の一つのコンセプトだそうだが)が紹介されて4年。この間の試行錯誤から生まれた経過報告と言えるだろう。
冒頭はLOHASをめぐる概況に割かれており、マーケティングの視点から分かりやすくまとめられているが、この本が、「30の方法」と銘打たれているゆえんは、同書のボディである、企業や自治体による豊富な事例報告である。ここで取り上げられる事例は、LOHASという言葉がお茶の間化するずっと前から、時勢とは無関係に、時流を見据えて地道に活動を重ねてきたケースばかりである。LOHASウォッシュ(LOHASを枕詞に、ブーム的に相乗りしただけの軽薄で安易な理解、と本書では述べられている)とは無縁の事例ばかりである。ビジネスの一つのヒントとして、あるいは単に読み物として、これまで無名だった志ある人々の取り組みを辿ることは興味深い。
一方で、こうした事例でしか活動を活性化できないことは、逆にLOHASの持つ潜在的なLOHASウォッシュ傾向を刺激しそうで怖い気もする。LOHASが、旧来のエコロジーの気運と一線を画し、“スタイリッシュである”と受け止められたのは、まさに、LOHASは托鉢僧的禁欲から成るムーヴメントではなく、経済性(ただし、持続可能な)を取り入れ、否定しなかったことである。現実的であると同時に、相乗りされてしかるべき開放性があるのが難点だ。また、LOHASウォッシュを警戒しながらも、実際にはLOHASなる“コトバ”が内包する聞こえの良さと、確信的に手を結ばざるを得ない現状も垣間見える。
私はジブリ支持者でも否定者でもないが、宮崎駿監督の、「もののけ」的で、多神教的で、プリミティヴともいえる豊かな感受性を持っているのが本来の日本人の文化なのだ、という逆照射的な捉え返しには賛同したものだったが、このLOHASといういかにもアメリカ的な動きが支持されてしまうところに、まだまだ日本人自身が日本人の来歴?つまり、我々の拠って来る処?を直視できていないという危惧の念を抱く。
運動とは、LOHASに限らず、持続されてこそ重厚なエネルギーを発揮する。持続可能性を掲げるLOHASが、真に持続するためには、“日本的なるもの”をよく吸収しながら育てていくことが不可欠であると感じ、またそれこそが、日本をロハスに変える“31番目”の方法ではないかと信じて止まない。